WEBデザイナーに転職するため、未経験の20代社会人がデジハリに通った話※長文

 

こんばんは。

11月9日、デジタルハリウッドWEBデザイナー専攻を卒業しました。

約8ヶ月間、働きながら勉強しました。

 デジハリがどういう学校で何を学ぶことができ、なぜ通うことになったのか書いていきます。

転職を考えていたり、WEBデザインに興味がある社会人の方!

 絶対役立つ内容だと思うので、ぜひ読んでみてください!

 

デジハリ入学を決めるまで

①就活から入社まで

僕は転職のためにデジハリに入学を決めました。

まず、今の仕事内容と入社時の考えを書いていきます。

 

業界はスポーツ小売業界で、職種は店舗での接客販売業です。

僕はサッカーを9歳から始め、毎朝サッカー情報をチェックすることから1日が始まるサッカー大好き男です。

40年働くのであれば、大好きなサッカーに関わる仕事がしたい!と考えて就活しました。

しかしこの就活に大きなミスが1つありました。

 

自分がどのような職種で活躍できるのか、全く想像できなかったのです。

 

僕は理工学部の環境工学科に通っていました。

でも研究が好きでもなければ、理論的に物事を考えることが得意でもない。

企画系とか開発系とかおもしろそう。

でもアピールできるような話なんてない。

話下手で人見知り。

でも人当たりだけは良い自信がある。

営業ならなんとか採用してもらえるかも!

でも売り込みしたり、いろんな人に出会ったりは苦手だなぁ。

就活期間は限られている。

親も早く安心させてあげたい。

それに実際に働かないと本当の向き不向きなんて分からない!

そんなことを考え、営業職でばかり採用を受けていました。

結果として今の会社に採用を頂き、店舗でのスポーツ商品販売業を仕事に決めました。

 

僕はこの時、感覚的に理解していました。

かろうじてまだ興味があった企画や開発へ、アピールできるものがないことを。

大学在学中の行動や準備が不足していたことを痛感しました。

 

好きでやりたいことなんて見つからない人がほとんどです。

だから大多数の人は、仕事は仕事と割り切るのです。

そして必然的に、給料が高く安定していて休みがある企業を狙います。

そのために勉強して良い大学に行って就活を頑張るのです。

 

僕はサッカーという好きな分野こそ見つかっていた。

でも、どういう手段で好きをお金に変えていくのか。

どういう働き方なら、自分はやりがいを持つことができるのか。

その手段を作って探す努力を人生の中で一切できていなかった。

自分の身の丈に合わないことをやろうとしていたのです。

 

サッカーが好き。

そこはOK。

でもその先が見えない。

自分に合う働き方が分からなかったので、苦手な販売業務を選ぶことしかできなかったのです

※将来的なビジョンでは、開発や本社で企画系を担当することしか考えてません!と伝えました。採用者全員が最初は店舗勤務が確定なので、その間にいろいろ勉強してスキルを身に着けようと考えていた。

 

内定後はアルバイトに明け暮れました。

家の周りにはゴルフ場がたくさんあります。

面白そうだと思ったので、ゴルフ場でアルバイトをすることに。

週5日、朝5時半から16時まで働きました。

 

加えて会社からの指令で、最寄店舗でのアルバイトがありました。

2ヶ月間実際に働いて、軽作業を覚えろとの話です。

僕はここでアルバイトをした時点で、一生この仕事なんて絶対に嫌だと思っていました。

絶対に店舗から抜け出し、本社で仕事したい。

本当に嫌だ、接客。めんどくさい。自分で決めて自分で買って・・・

 

そして大学を卒業、入社式です。

いよいよ配属が近づきます。

会社は複数の店舗の業態を持っています。

ゴルフ、スポーツ総合、シューズの3つに分かれるのですが、サッカーはスポーツ総合店舗に含まれます。

もちろん、サッカーだけを任せてもらえることはなく、他のいろいろなスポーツも担当になります。

 

そして僕はなぜかゴルフを配属希望にしてしまうのです。

 

この時の僕は社会人になること、嫌な仕事が始まってしまうことに完全に病んでいて、仕事をすることも将来のこともどうでもよくなっていました。

だから、最も楽で出世が早いと言われているゴルフ業態を選んでしまいました。

ゴルフをアルバイトで知っていたこともあります。

しかし、このゴルフ業態では、高額で専門性の高いゴルフ用品を扱います。

割引販売も当然の業界です。

つまり、僕が苦手な接客販売業務を肝とするショップ運営になるわけです。

 

◎そんな僕が入社後どうなったかを次の章で説明します。

 

②転職決意編

研修を終え、店舗で働き始めます。

社員もアルバイトの人たちもみんないい人ばかりで、人間関係は常に良好です。

しかも休みも多いし、残業も全くないし、ボーナスも出る。

事前調べ通り、労働環境は給料以外はかなり良い。

そして売場を作ったり、売上をデータで分析したりする業務は、思っているより楽しいことにも気が付きました。

でもやっぱり、どうしても接客だけは好きになれませんでした。

接客自体も嫌だけれど、売場を作ったりしている途中にお客様に呼ばれて、作業を中断しないといけないストレスも大きいです。

売れって言われている物を販売できても、べつに嬉しくもないし。

自分の接客により、クラブフルセットで30万売れた!でもそんなに嬉しいわけではない。

でも周りはそういうことが楽しいみたいで、本当に俺向いてないなぁとつくづく思っていました。

そんな中でも頑張ってはいたので、かなり良い評価をエリアマネージャーから頂いていました。

実際に同期の中でも1番早い段階で、運営責任を持っていたと思います。

そしてその結果として、副店長、店長への出世ルートが加速してしまうのです。

上からは期待をかけられるものの、将来店長になんて絶対なりたくないと思っていました。

でもそんなことは言えるはずもなく。

何のためにこんなにも嫌なことを頑張っているのか。

その必要はあるのか。

俺の人生、こんな風に終わってよいのか。

僕の心はどんどん病んでいきました。

そんなある日。入社して1年半をちょっと過ぎたぐらい。

 

仕事をしていると、店の中の景色が急に灰色にしか見えなくなりました。

 

この日の帰りに車を運転しているとき、自然と涙が止まらなくなりました。

 

もう仕事、辞めたい。

本当に楽しいと思える仕事がしたい。

自分にあった仕事を見つけたい。

自分の得意なことで働きたい。

でもそれが何か分からない。

 

こんなことがずっと頭を駆け巡るけど、その答えが見つけられなくて、この時期は本当に苦しかったです。

 

実際この時期、副店長に来月末で辞めさせてくださいと、衝動的に言ってしまいました。

お金のことや次の仕事のことなど何も考えてなかったので、すぐに今の発言は取消させてくださいと、頭を下げました。

この時の副店長は、この話を誰にも言わずにずっと秘めてくれています。

本当に感謝です。

 

そして、より良い人生を送るために、自分にあった働き方を見つけ、転職することを決意します。

 

◎転職決意後の僕がどのように行動したのかを次の章で説明します。

 

③自己分析編

ここで僕は人生における因果応報を感じていました。

そうなんです。

就活時に僕が解決できなかった働き方問題。

この壁がまた目の前に反り立っているのです。

新卒カードには期限があること。

だから、興味のある職種で採用を受けるには、準備する時間が足りないこと。

そんな事を言い訳にしていました。

急いでいるからという理由だけで、僕は壁を登ったり壊す努力をしませんでした。

そのかわり、壁の抜け穴を探して見つけ、するするっと簡単に通り抜けました。

そして壁を通り抜けた先には、また同じ壁が用意されていた。

もちろんこの壁に抜け穴はもうありません。

ここでやっと、自分にあった働き方探しに向き合えるようになります。

 

僕は徹底的に過去と向き合って、自分が何をしたいのか本当の気持ちを探しました。

その過程で、本当の気持ちを抑えつけている心のブレーキを解除していく作業も同時に行っていきました。

好き嫌い、家族との関係、絶対に触れたくない自分の中の嫌なところ。

忘れてしまいたい出来事。知りたくなかったこと。見たくなかったこと。

聞きたくなかったこと。誰かを傷つけたこと。傷つけられたこと。

壊れてしまった人間関係。消えてしまった絆。

消化できていなかった1つ1つを、じっくりじっくりと見つめていきました。

ありとあらゆるそういう怪しげなサイトを探しては、休みの日は1日中そんなことをしていました。

自分で自分の過去が嫌になって落ち込むこともありました。

俺って本当だめだなぁぁ。

でも今まで逃げてきたから、今こうして壁となり立ちはだかっている。

あの時はあぁだったなぁ。

あの時本当はこういう気持ちだったなぁ。

あの時本当はこうしたかった。

でもできなかった、やらなかった。

なんでできなかったんだろう、なんでやらなかったんだろう。

やらないことで何かを守っていた。

失敗しない自分、周りからよく見られる自分。

喜ぶ親や家族。

 

僕は自分のやりたいことを、自分で抑えつけていたことに気づきました。

 

僕はサッカーという好きな分野こそ見つかっていた。

でも、どういう手段で好きをお金に変えていくのか。

どういう働き方なら、自分はやりがいを持つことができるのか。

その手段を作って探す努力を人生の中で一切できていなかった。

自分の身の丈に合わないことをやろうとしていたのです。

 

なるほど。

自分で抑えていたのだから、どういう働き方をすればいいか分からず、準備も行動も不足していて当然ですよね。

 

この間、僕は大学時代に勉強しようか迷って結局勉強しなかった、色彩検定を勉強し2級の資格を取得します。

自分の美的な感性に少し自信があったので、色彩なら勉強できそうかなと思ったことと、幼い頃から理由は分からないけれど、とにかく青色が好きだったので、受験しました。本当に青色が好きで、持ち物が青でいっぱいです。

 

そして自己分析を続けることで、自分の特徴が見つかっていきます。

その中でも最も有力な僕の強み。

それは、

 

1人の時間が大事なこと

 

ここに辿り着きました。

僕は小さい頃からサッカーの自主練が好きでした。

1人でずっとドリブルしたりリフティングしたり。

おかげで、立派なドリブラーになっていきました。

 

僕は小さい頃から、自然とか宇宙が好きでした。

見たり感じたり遊ぶのも好きでしたし、1人でじっくり自然に対して考えることも多かったです。

ビッグバンってどうやって起こったのか、自然災害や美しい景色ってなぜ存在するのか、生命っていったいなんなんだろう、とか。

答えはでないけれど、自然や宇宙の神秘を想像して考える時間が好きです。

青色が好きなのも、空や海や川や湖の自然から来ているのかも。。。

 

僕は小さい頃からパソコンを触ることが大好きでした。

他の人より上手にパソコンを扱えたり、ネットで検索して、パソコン上の問題を自分で解決できた時とか嬉しかったし、そこで褒められることが好きでした。

今でもネットサーフィンは毎日するし、休みの日はパソコンを触っていたら一日が終わっていたなんて日もざらです。

よくよく考えたら、パソコンを触っている空間って自分だけの空間だと思うんです。

そう。

僕はパソコンを触っている時間、空間が好き。

 

こんなことをつなぎ合わせていくと。 

 

どうやら僕は自分1人で何かができたり考えたり、打ち込んだりできる環境が好きなようです。

 

ここまで来るとかなり明確に見えてきます。

パソコンを使うこと。

1人1人に作業分担された仕事を進めていくこと。

 

おおよそ、

プログラマー、webデザイナー、雑誌編集者、グラフィックデザイナー、事務職、設計などなどがぱっと思いつく中で相当しそうです。

 

この時僕はふと、就活時代を思い出します。

そういえば、プログラマーや雑誌編集者やwebデザイナーとか向いてそうだなぁって思っていたことを。

 

プログラミングを学習するにも時間がないしなれない。

webデザイナーになるにも、絵が絶望的に下手だからなれない。

そう考えて選択肢から外していたことが蘇ってきたのです。

 

ここで僕はwebデザインについて調べ始めます。

色彩検定を勉強した経験と、ゴルフウェア売場を作る中で、VMDの簡単な勉強をしたこと、この2つをデザインに生かせるのかなと考えたからです。

そしてどうやら絵は描けるに越したことはないけれど、書けなくてもなんとかなりそうだぞってことに気が付きます。

その上、独学でwebデザイナーになった人もいれば、フリーランスで働く人も多そう。

大学の卒業研究の際、エクセルで簡単なマクロをプログラミングしていたことも思い出しました。

HTML、CSSぐらいならなんとかプログラムできそうだぞ・・・

 

僕は自分に合うかどうかはまだわからないけれど、とにかくwebデザインを学んでみようと決めたのです。

 

◎次の章でwebデザインを学ぶことを決めた後の僕の行動について書きます。

 

④学校探し編

 

webデザインを学ぶにあたり、3つの選択肢がありました。

  1. 独学
  2. 退職して職業訓練に通う
  3. 働きながら専門学校に通う

僕はまず独学を試みました。

入門用の本を買い、その通りにコーディングしていきます。

順を追って説明してくれるし、画像なども用意されている状態ですので、思いのほか簡単に進んでいきます。

あれ、こんなものか!余裕じゃん!と、ぼくは有頂天になりました。

そこで僕は何も見ず、自分でホームページを作成してみました。

それが下の画像です!

f:id:may29kh:20171121172026j:plain

 

右も左も分からず、青色が好きな気持ちだけで作りました。

色合いは綺麗な青が使えてるなーと満足ですが、それ以外はだめだめです!

この段階で、各種ソフトの使い方からコーディングまで含めて、勉強すること多すぎるって思いました。

独学から通学へ考え方をシフトしました。

 

最初にバンタンという有名なデザイン専門学校へ、説明を聞きにいきました。

そこでデザイナーさんと個別に話をさせて頂きました。

この学校では平日に授業がないことや、デザイン業界に入るならできる限り急いだほうが良いこと、独学より学校や先生というパイプを使わないと、業界に潜り込むのは難しいことを教えて頂きました。

学校を探すものの、僕のように土日働いて、平日の休みに通えるような専門学校は

ほとんどありませんでした。

その後もいろいろ学校を探す中で、webバナー広告でデジタルハリウッドを見つけます。

school.dhw.co.jp

 

どうやら、webデザイナーコースは映像教育がメインの様子。

不明点があったり、課題提出の際は、常駐しているデザイナーの講師に各自が確認をしつつ、その場で必要なフィードバックなどがあるらしい。

これって独学と変わらないのでは??と思いながらも、とりあえず説明だけでも聞きにいこうと足を運びました。

 

学校に着くと、担当の方が丁寧に部屋や設備の説明、今行われている授業など、学校の雰囲気を説明してくれました。

その後、具体的な業界の展望や、この学校で学べること、どういうプランがあって、どういう学習をしていくか案内を受けました。

映像学習による独学を補う様々な授業があったり、自宅でも映像学習をすることができることが分かりました。

説明してくれた担当者や、先生の雰囲気、仕事なので悩む同じ仲間がここにいることが後押しにもなりました。

 

僕はもうここで、即決でデジハリに通学することを決めました! 

 

◎次の章でデジハリ入学の決め手と学習内容を書いていきます。

 

デジハリ入学後

①学習期間編

webデザインコースは基本的に6ヶ月です。

学費は約50万円。

僕は一括で払える余裕がなかったので、学費ローンを組みました。

支払い回数やボーナス併用金額を選択、指定できたので、自分にあったローンの組み方ができる点はすごく良かったです!

※僕はかなり無理をして、月々3万弱返済していました。貯金が底をつくぐらいきつかったので、無理のない返済計画をしてくださいね。

 

6ヶ月の内、4ヶ月間は学習のための期間です。

この期間中に映像学習を全て終え、課題をクリアしないと卒業制作に進めません。

大まかな流れです。

映像学習の進捗により、先生から課題が出されます。

課題の目的と注意点に加え、現場でどういう使い方をするかを簡単に説明を受けます。

課題ができれば先生に見せに行きます。

問題なければ次の映像学習に進み、修正点があれば修正しOKが出るまでやり直しです。

この学習期間、想像以上にハードです!!

先生もおっしゃっていましたが、1日3時間ほど捻出して勉強を進めないと、間に合わないと思います。

僕の場合はどうしても休日を利用しないと学校へ行けるものの、先生がいない時間帯になってしまい、課題のチェックをしてもらえないという仕事上のスケジュールもあり。。。

僕は2ヶ月この勉強期間を延長しました!

延長のため約8万払いました!

働きながらだと本当にハードです!

 

この期間の学習内容は全て基礎になります。

ソフトはPhotoshop、illustrator、Dreamweaverの使い方を学びます。

ここにはもちろん、画像処理やロゴや名刺作成、コーディングなど実用的な課題も含まれます。

コーディングに関しては、HTMLからCSS、JavaScript、JQueryまで学びます。

具体的にはHTML5、CSS3、スマホ用サイト、レスポンシブデザインまで学ぶことができます。

その他には、例えばLIGとの提携授業で、コピーライティングやカメラ撮影技術の講義もありました。そこではlightroomの使用方法にも触れています。

特別授業では、デザイン講義があったり、集中的にレスポンシブデザインを学ぶ講義があったり、就職セミナーで業界の中の話を、業界のトップにいる人から詳しく教えて頂けたりなどなど、めちゃくちゃ役立つセミナーをバンバン開いてくれていました!

具体的なデザイン指導に関しては、各課題での先生からのフィードバックと特別講義がメインになります。

ちなみに、1日に先生は2人出勤。

13時から21時まで教室にいてくれます。

総勢5人程のローテーションで回している感じです。

課題チェック以外は、自分の仕事をしていたり、卒業制作中の生徒と制作進行について相談していたり、様々です。

正直、先生によって課題OKの基準の違いはあり、A先生はOKの部分が、B先生だとNGなこともありました。

それも含め、たくさんの先生から指導いただけたのは良かったと思います。

 

とにかく学習期間は、進捗計画と学習時間の確保が大変です。

 

デザインは難なく進んだけれど、コーディングで全く進めなくなった同期もいました。

逆に僕はデザインOKがなかなかでないけれど、コーディング一発OKのケースが多かったです!

向き不向きも顕著に出ますので、求められるクオリティはそれなりです。

学習時間は冗談抜きに相当に必要なものだと思ってください。

 

◎次の章で卒業制作について書いていきます。

 

②卒業制作編

 

6ヶ月の内、最後の2ヶ月で卒業制作を作ります。

卒業制作は、実際の企業やお店などのホームページを一般公開するために作ることが前提です。

 

卒業制作の全8週のスケジュールです。

2週目で卒業制作計画の発表があります。

クライアント紹介、制作計画やメインターゲット、サイトデザインコンセプトやワイヤーフレームを発表します。

つまり最低卒業制作1週目までには、クライアントへのHP作成に関するヒアリングを済ませておく必要があります。

4週目で先生とのデザインチェックが入ります。

それに向けて、制作計画に基づき、各自デザインを作っていきます。

クライアントによっては、PCサイトのみデザインする人もいれば、スマホサイトまでデザインする人もいます。

もちろん先生は付きっ切りではありません。

必要であれば自分からアポを取り、相談していく必要があります。

僕は週1の頻度で担当の先生に相談しました。

自分でどれだけ考えても分からないことを、先生は一瞬で魔法のように解決してくれます。

悩むことも大切ですが、納期があるので、どうしても分からないことはすぐに聞きに行ったほうが良いと思います!

卒業制作では、学校で勉強した知識を超えた部分まで使って、製作することになると思います。

だからこそ、先生に相談できるような関係を作っておいたほうが良いです。

 

 

ちなみに、僕の場合は、同級生の実家が経営するスーパーのホームページをリニューアルさせて頂きました。

 

クライアントの店までは高速で1時間半程で帰ることができるので、休みを利用して比較的足を運ぶことのできる距離感でしたが、それでも苦労することが多かったです。

例えば、クライアントが写真素材を一切持っていなかったこと。

全ての画像素材を自分で用意し、企業ロゴをillustratorでトレースし自作しました。

特に画像素材に関しては苦労しました。

スーパーマーケットという特性上、どうしてもお客様の手のついた売場は、商品もまばらになっていて、完璧に再陳列する必要があります。

知人の会社に無理を言ってお願いしていましたので、自分で陳列を修正したり、それをお願いしたりすることがどうしてもできませんでした。

結果として、ほとんどの写真素材はフリー素材になってしまいました。

理想は店内写真を多く使用し、店の雰囲気を伝えたかったのですが、この辺りで自分の写真技術の無さや、クライアントへの依頼の仕方など、まだまだ勉強せねばと思いました。

 

そして、デザインの難しさに直面しました。

僕は、シュッとしていて、シンプルでクールなデザインはすごく好きで、アイディアがポンポンっと湧きます。

反面、かわいらしいデザインや、手書感のあるようなあったかーいデザイン、そこに必要なアイコンやイラストを自分で作ることができません。

 

クライアントのサイトデザインは、地元の温かみがあり、主婦向けで、スーパーの新鮮さが伝わることがコンセプトでした。

 

本当にデザインで苦労し、デザインOKが出るころには、もう6週目に入っていました・・・

ここから2週間でコーディングを仕上げていきました。

次の日が休みの場合はほとんどいつも徹夜で作業していました。

 

何とか形になったものを提出!

そのトップページのメインビジュアルがこちら!

f:id:may29kh:20171126230006p:plain

 

全て自分で作りました・・・

背景画像は地元の雰囲気と環境、クライアントのスーパーの外観を描きました。

丸抜きの写真は画面右から左に止まることなく流れ続けるようにコーディングしました。

これはCSSで実装しています。

 

正直、まだまだ改善点はあります。

具体的には、レスポンシブに対応できていないこと、IE対策ができていないことです。

なんとか卒業させて頂ける作品に、死ぬ気で頑張って完成させました

 

そして学校を卒業しました。

 

◎次の章で僕の経験をまとめてみます。

 

まとめ

 デジハリに通ってみて、自信になったことが2つあります。

 

①時間さえかければ、そこそこのWEBサイトが作れることが分かったこと

②今の仕事以外に、働くことのできる場所を見つけたこと

 

①はそのまんまです。

時間さえかければ、それなりになります。

でも、実際にデザイナーとして仕事をしている先生を見ていると、アウトプットの速さが尋常ではないくらいのスピードだと痛感せざるを得ないです。

仕事としてのスキルにするには、まだまだ引き出しもその準備も知識も全てが足りないと気づきました。

反面、ここから先は実際にデザイナーとして働いてみないと、学べないことも多いと思いました。

だから、仕事にするには学んだ経験を活かし、転職することが大切だと思いました。

 

②は特に重要だと感じました。

もちろん、専門学校に通ったからといって即戦力にはなれる、というわけではありません。

しかし、この業界は成長産業で人手不足な業界です。

webやIT業界に働ける場所ができたと分かると、今の仕事に経済的な執着はなくなっていきました。

人間関係も、上司も、会社の考えも、全て自分と切り離して考えることができるようになっていきました。

 

今の会社に執着する必要性が薄れていくと同時に、それならばもっと自分の思うことを大事にして、思うように生きてみようと思えました。

 

いかに今までの自分が、他人の目や評価を気にして生きていたかが実感できました。

この職でそんな評価など欲しくなかったのにも関わらずです。

 

僕は今現在、転職活動はしていません。

 

将来的に、webデザイナーになる可能性は80%ぐらいあると思います。

なのにまだ転職活動しない理由は3つあります。

 

①自分のポートフォリオサイトを作って充実させていきたいこと

②サッカー×webデザイナーになった自分の答えを見つけだせないこと

③今の会社で、ECサイトおよび自社webサービスの部署へ異動希望を出したこと。

 

①も②も転職に向けた準備面が主な理由です。

まだまだ技術面で足りない部分があります。

もっともっと考えて自分の考えを、未来を研ぎ澄ましていきたいって思ってます。

そこに納得できた時、転職活動を始めたいなって思ってます。

そうじゃなきゃ、自分の言葉で自分の思いを面接で伝えれっこないです。

 

③は現会社でのベストを求めた行動です。

やりたいことに一番近い部署で働きたいって思いました。

自分が学んで知識を生かすことのできる部署で働きたいって思いました。

ここに関しては、ポストがいつ空いて、いつ自分がピックアップされるかっていうところも含めて、賭けになるのでタイミングが合えばって感じです。

こんなわがままを聞いてくれた、上司やエリアマネージャー、部長達には本当に感謝しています。

 

結局のところ、僕はやっぱりwebデザイナーになるために、これからの人生を進めていきます。

 

自分に合う職種が分からず迷走した就活も、入社してからずっと苦しんでいる販売職も、全てはここに行き着くための必然だった経験だと思えました。

 

考えて考えて考えて、悩んで苦しんで踏み出した一歩って、正解でも不正解でも学びしかないし、自分の本物の経験として、語ることのできる貴重な財産になっていくものだなぁ。

 

人生に悩んでたり、自分に何もできることはないって感じていたり、転職で悩んでいたり、webデザインを勉強しようか迷っていたりする人。

 

デジハリには同じ悩みを抱える仲間がいっぱいいたよ。

そんな仲間と同じ分野の勉強を頑張る日々は、自分を変える何かが見つかるよ。

 

僕はこれからどんな人生を生きていくかは分からないけれど、やっぱり人生かけて仕事をするからには、その仕事が自分の誇れるものでありたいし、面白いっておもえることで仕事をしていきたいって強く思います。

 

僕はまだそれが何かを見つけることはできていないけれど、きっとそこは、自分が得意なことや、自分にしかできないことの領域に隠れていることだと思います。

 

そして、社会人となった今、時間って本当に残されていないことも実感します。

やりたいこと探しなんてしてる暇はない。

自分が何ができるのか。

そこを創って価値あるものに磨いていく努力をして当然な世界です。

 

そんなことを、webデザインを学ぶという、一歩踏み出したことから考えることができるようになりました。

 

そもそも文章が迷走しているけれど。

悩んでもがいた僕の姿は少し伝わったのではないかなって思います。

本当に貴重な経験ができました。

 

今後の僕の進路や変化も、タイムリーに伝えていきたいと思います!

今後ともよろしくお願いします。

 

フォローする